2012年2月26日日曜日

医療事務資格取得を考える前に。。。医療事務資格の罠を知る。。。

医療事務は安定しているし就職しやすいというイメージをお持ちですか?
色々なCMの影響を受け資格=就職に有利というイメージが大きいと思います。
実際これから資格取得に励もうとしている方も多いことでしょう。。。

『本当にこれからとる資格は有利なのか?』
まず、そこをしっかり下調べをしていくことが必要です。。。
特に医療事務の資格取得は簡単に取れるからこそ、、いろいろな裏事情があり。。。
高い受講料を払ってまでも取る資格ではない。。。と私は思いました。。。
就職困難な時代ですが、、、医療事務は資格取得者数が年々増え就職事情は飽和状態です。
こんなに就職に苦労する資格だとは私も思っていませんでした。


私は民間の学校(短期で取得できるスクール)でメディカルクラーク医科(医療事務技能)を取得しました。
私は3か月の受講期間でしたが翌月に試験を受けました。
試験も持ち込みができるので『わからない』というのがないですので簡単に取得できます。

ただし資格取得後就職活動をしたときにびっくりしたことを面接官に言われました。

「メディカルクラークってどんな資格ですか?聞いたことがないのですが。。。」

正直頭が真っ白になりました。。。。

意外なんですが小さい病院だけでなく一般的な診療所やクリニックでは知られていない資格のようです。
そのスクールでは転職に有利な資格とか派遣で斡旋もしてるのですぐ就職できます!などいいことばかり言っていますが実際は全く有利でもなんでもないのが実態。

また、ほかの医院では「民間の資格だから信用がない」と言われました。

同じ繰り返しだと困るので「なぜ不利なのか」それを知れば解決策があるのでは?と思い。。。。落ちるの覚悟で疑問を投げかけてしまいました。民間の資格が不利な理由を尋ねてみました。

「そういう民間の資格は早くとれるのが売りだからちゃんと勉強してないイメージがあります。」

確かに。。。。
民間の資格は簡単に取れるという印象が強いですよね。
私も簡単に取れる!?短期間で取れる!!のが魅力で受講しましたが、就活で逆にそれが欠点となるとは思ってもいませんでした。

通信やスクールでの資格取得は信頼されていないといことが転職経験で実感しました。

その時の面接官がとても親切な方で転職の事情等と医療事務の世界を色々と教えてくれました。


医療機関の間で最も信頼されている資格は
診療報酬請求事務能力認定試験だそうです。
毎月試験が受けれる資格とは違って7月と12月で年2回しか試験が行われないこと。すぐ取れない。。。いわばプレミア感がでるみたいです。
《受験資格》
不問
《試験科目》
診療報酬請求事務能力認定試験に及ぶ学科試験及び実技試験。
試験場への診療報酬点数表、資料の持込みOK
《受講料》
医科・歯科 各7,500円

民間の資格に比べて合格率がとても低い。。。民間は80%ぐらいの合格率に対してこちらの資格は30%です。

こんなに合格率にも差があるということは相当難しい試験内容、、、、つまり面接官からしたら難関を突破した人の方が知識が豊富で信頼して仕事を任せられると思うのです。。。

私も同じ立場ならそう考えてしまいます。だからこそ本音で答えていただいた面接官の方に感謝しております。

主催団体が財団法人日本医療保険事務協会ということも強みらしいですよ☆


資格の取得にもしっかり下調べをしてどの資格がいいのか、、、その資格がどう生きるのかしっかり見定めたほうがよさそうです。

これから資格取得を考えている方であれば、罠に引っかからないようにお気をつけください☆

私がアホなだけなのかもしれませんけどね(笑)


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